~ 氷結した交差点の信号機で ~

 長期出張から帰社後、山積した事務処理を終えて帰宅路を車で急いでいた夜10時頃、2005年頃の激寒の冬でした。
 自宅は、Golf courseが近郊で10カ所程もあるNew YorkのLong Island地域で、日中はー5℃の気温でも多くの樹木と大西洋からの寒風で日没後は一気にー10℃を超える激寒になる様な所で、夕刻の小雨がシャーベット状になってスリップしやすい状況でしたが、Expresswayの高速道は多量の塩散布で、一般車は通常運転で走っていましたが、高速道を降りると一変して道路は氷結が始まっていました。
 流石にこの時刻で氷結気温、、住宅地に繋がる一般道を走る車も数少なく、出張の疲れもあるのと、いつも通るGolf場の脇道でもあり、つい気が緩んでいました、、
次の交差点を右折すれば自宅もすぐ近く、、の地点に来た時の最初の交差点で、黄色信号になったので、ブレーキをちょっと踏んだら、車は全く予想とは違う方向にクネクネ、、
そして赤信号で交差点に進入、、、あーぁ、、
 
 この日は最悪の日で、普段はこの交差点からGolf場に入る所にある小屋に警官はいないのですが、、この時は不運にも駐在しており、すぐ飛び出てきて、危ないだろ〜!って一喝されました。
私の地元でもあり、警官に落ち着いて笑顔で、お疲れ様です、、この寒いのに取り締まりが大変ですね、、、ってFriendlyに話しかけ、
いっやあ、、自宅は63 Wakefield でそのコーナーを曲がった所なんです。こんなに路面が凍ったのは久しぶり、さっむいですね。ちょっとブレーキ踏んだだけで、ごめんなさいお許しを、、
っていうと、、やはり地元の強みですね、、警官はもっとゆっくり走りなさい!って。
急に凍結路面になり注意を促す為の特別警戒中との事でした。注意だけの無罪で本当に気分の良い警官でした。
 
 別件で思い出しました、
Los Angeles在住の頃、秋に友人と3人でヨセミテ国立公園に行った時でした。
それまで日米で山道、それも雪道での運転経験は無く初めて浮かれた気分でクネクネ道を走っていました。
途中で車両待機場所があり、何かユニホームにカウボーイハットを被っていた人を見ましたが、気にせずワイワイ話しながら山を登ってカーブに入り、ブレーキを踏んだ途端にキュ〜ンと車が回転!して側面の多量の雪塀にドッスンと背後から突っ込みました、、
悲鳴が上がりましたが、雪のクッションで全員無事でしたが、すぐ先ほどの人、森林警備員レインジャーが大丈夫か!と助けに来てくれました。
彼曰く、君達のSpeedをみて危ないと思って追っかけてきたら案の定!危険のサインを見なかったのか!って、こっぴどく叱られました。
 
ちなみに、この時のLos Angelesの平地気温は30℃程度、、
現役時、初秋の頃にミネソタとフロリダに同時出張時のバッグの中には羽毛のコートと半袖シャツを入れて対応していました、、アメリカは広大ですね。
 
追記:
毎年11月頃にインディアンサマーと言われる熱波が来襲すると、30℃以上にもなり山は雪、平地は酷暑になる事が多いです。
   
サカ 記、E5期