支部活動

2024年度 東京支部新人歓迎会のご案内
2024年度 東京支部新人歓迎会のご案内

皆様
 日頃は東京支部へのご支援とご協力を賜り、心から感謝申し上げます。
 東京支部では、今年も新人歓迎会を開催する事となりました。
今回で3回目となります。

 今年の新人歓迎会では、富士通グループ会社の営業部長、岡島奈央子様(97年経営工学科卒)を迎え、『ママ業と営業管理職の葛藤』と題した基調講演をお願いする予定です。

 岡島奈央子様は、母校卒業後に地元奈良県に就職されましたが、学生時代に訪れたオーストラリアでの経験が機動力となり、3年で退職されて再び渡豪し、現地学校・シドニーオリンピックでのボランティアを経験されました。
その後、現地シドニーにて富士通(株)に応募・採用され、帰国後に結婚・出産・復職・管理職を経験するなど、約25年間営業の最前線で活動されています。
 今回の基調講演では、女性が仕事を続けていくために必要な経験や気づきについてお話しいただきます。

母校新社会人の皆様の多数ご参加を心からお待ちしております。
また、関東地域の先輩方のご参加もお願いいたします。
宜しくお願い致します。

2024年新人歓迎会の概要は以下の通りです。
日程:2024年8月3日(土)11:30~14:30
会場:東京の都市センターホテル
   https://www.rihga.co.jp/toshicenter/
費用:3,000円/人、5年以内の新社会人は無料
内容:
◆11:30 開始、東京支部支部長 蕭 烱森よりご挨拶
◆11:35 基調講演:『ママ業と営業管理職との葛藤』 
      岡島奈央子様( 97年経営工学科卒)
◆12:00 母校の最新情報(観野理事)
◆12:15 活動部のご報告(新)
◆12:30 ホームページ部のご報告(沖)
◆12:35 母校歌斉唱
◆12:50 記念写真撮影
◆13:00 懇親会(ご参加者の自己紹介など)

連絡先:
蕭 烱森/友電会東京支部
携帯:090-9342-6188
Email:hsiao@dbmaker.co.jp

【ご案内】2024年度 大阪電気通信大学友電会 北関東支部総会・見学会・懇親会
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令和5年12月9日の東京支部総会の報告
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令和5年度「友電会東京支部 年次総会」ご案内
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図書室

天空の国 レソト王国滞在記
天空の国 レソト王国滞在記

鈴木顕広

 レソト王国は南アフリカの中にある小さな王国です。大半がソト民族でソト語と英語を話します。
派遣前はどこにあるかも知らない国でした。天空の国と呼ばれ大半が3,000mの山地です。
首都マセルはこの国では低地でそれでも1,600m程度です。


 JICAシニアボランテアとして赴任先はレソト国立教育大学でした。
学生数は2,500人程度です。
後からNTT OBのシニアボランテアがもう1人配属されてきました。
大学の中では、4年後配属された後任を含めて、他のボランテアが所属していた管理部門ではなく、どうも私だけアカデミー部門に配属されました。

 50台程度のPCラボで、講師は学位を2つ持っているコンゴ人でした。PCの管理が悪く、人任せで、ウイルスでPCにパスワードかけられていたり、特定個人が使えるようにしていたりして、満足に動くPCが少ない状況でした。
 ラボの講師はカナダの大学に行くことになり(最初3ケ月と言っていたが今もカナダ在住)、ここでの講師を任されました。PCについて学生に教えました。

 一度3,000mの高地にある、大学の分校に5日滞在しそちらのPCラボのPCをメンテしましたが、高地のせいか、夕方にかなり疲れが出てきました。一緒にマセルから行ったレソト人もやはり同じようでした。現地の人は問題無いようでした。
 滞在中、南部アフリカ(ジンバブエ、ナンビア、ボスワナ)PC担当者が集まり、情報交換・勉強会がありました。その中で、ジンバブエで学校全体のインターネットが動かなくなるトラブルがあるとの報告がありました。他人事のように聞いていたのですが、実はレソト教育大学でも発生しました。時々ログを見ていたのですが(wireshark)、管理ビルの中のPCから、cash server にFlashかけられていました。ウイルス除去で回復したようです。
 日本に帰国後、NCRの人に、このログの話したら、今の若い人は、ログなんてとりませんよと言われました。何かいい方法があるのか古い人間にはわかりません。

 首都マセルは治安が悪く(前任者が強盗にあった)、現地で車を購入し、それで移動しました。ただし、私の買った車は1,200CCのサニーで、この車は、2,000m以上の土地では、エンストして使えないようです。大学の車も、3,000CC以上の大型車でした。

 運動不足になるので、この国としては立派なジムに通うようにしました。
最初の頃、あまり客は多くはないのですが、人が使っていた器具の隣りを使いましたが、ひどくにらまれした。チラッと顔を見たところ、どこかで見た顔でした。あとで紙幣に印刷されている顔、つまり王様という事が分かりました。JICAにこの事を報告しましたが、特に問題ないとのこと。この王様、過去にクーデターを起こして、国がどうしようもなくなり、権限が減らされていました。この国はクーデターが時々起こります。幸いなことに、私が経験した、チュニジアでのアラブの春革命と違い、今回は、私が帰国後すぐクーデタが起きたようです。

 レソトは世界の中で最貧国に入ります。3,000mクラスの岩の多い山に囲まれ、産業の少ない国で、海外からの援助で成り立っているようです。
 私の赴任前には、公務員の給与が支払えなかったようで、私が赴任時、JICAの人が大学職員に聞いていました。国のインフレ率は公表6%で、大学の賃上げ回答は5%でした。それで教職員のストライキが始まりました。実は私自身レソトで生活してみて、体感したインフレ率は、10%ぐらいで生活必需品のインフレは高いように感じました。

 話変わりますが、UbuntuというOSご存じですか?
Ubuntu は南アフリカ語で感謝の意味だそうです。南アフリカ生まれのOSです。黒人差別のアパルトヘイト政策が終わった後、マンデラさんは白人を追放しませんでした。そのため優秀な白人が残ったようです。
 私が赴任中に、マンデラさんが亡くなりました。1日中TVで葬儀の様子を放映しました。2番目と3番目の奥さん並んで参列していました。レソトの王様も最前列にいました。アパルトヘイト政策の時代レソトは追放された黒人を受け入れていました。 

レソトの様子は、4年後の赴任したボランティアが下記ホームページに纏めています。

https://www.ilesotho.org/economy.html

NTT技術史料館での活動
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世界最高水準をめざして
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私と友電会との関わりについて(2)
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