New Yorkで退職後4年程経った2012年頃に家族との想い出作りで、西部5州に分布するアメリカの大自然の絶景が集まるグランドサークルをレンタカーで周遊した時の出来事でした。
人数が多くGMの8人乗り車でNew Mexico近郊のHigh Way(これは高速道路ですが信号機は稀にある)を次の目的地に向かって120km程で快適に走っていました。
この近郊は州高速道路で制限速度は100km程度ですが20kmを超えるオーバースピードで走っていた時です。

バックミラーに映る黒いSUV車が嫌に高スピードで近づいてきたので後方の車、、すごいスピード接近して来てる、、何だろうと思った途端、100m程の車間距離で突然運転席の横から赤色点滅ライトが飛び出してチッカ チッカ!発光し、そして同時に大きな音でウッワオ〜 ウッワオ〜!って停止命令、、で道の右側に停車させられました。

この近郊は西部でダイナミックな大自然史跡等を楽しめる人気観光地ですが数分に一台の車が通る様な田舎で、ガス スタンド間が7-80kmもある様なへんぴな所で、なおSUV車が警官だとは予想もしていませんでした。普通はこのように急速に接近する後続車には警官が多いので減速して注意しますがこの時は全く減速すら考えていなかったです。 
咄嗟に思いついたのが(現実にそうだったのですが)トイレに行きたくて急いでいた事を、本当に緊急事態の顔をして警官に説明し、
Oh my god!
I’m leaking, I need to go to the men’s room now.
Please let me go! Oh no aaaaah, , ,
Oh, I really can’t wait any longer, I’m leaking woooo〜
Police officer help me, please! Please let me pee here.
本当にもう限界でしたので言葉にも切羽詰まった緊迫感が出ていたのでしょう、、
そして善良な旅行者らしく子供たちも乗ってる事で、、奇跡が起きました!Policeは鬼の形相で、Ummm ,,,Go!Go!Go〜
って言って見逃してくれました。

助かったあ〜、やはりPoliceも人の子、それにこちらは家族旅行者、目を瞑ってくれました、、、こんな事は都会では通用しませんがこのような世界的に有名な名所史跡では運良く通じることがあるようです。ともかく地方ではサービスエリア、店舗、トイレ、ガソリンスタンド間の距離が遠く時には100km程も走る時がありますので要注意です。

無茶な要求が通ったのはきっと、最後の言葉のここで小便させてお願い!が決まったのだと思います。、、、
もしここでやられたら警官のいる前で法律を犯すことになるので警官としても具合がよくないですからね、、、
でも本当にあのときは我慢の限界でした。やはり人間訴える時は必死で身体で表現することで効果があるってことですね。
人間味ある素晴らしい対応を受け嬉しい経験でしたが家族からはしばらく冷たい目で見られました。

追記:New Mexico州にあるアメリカ最古の温泉Ojo Caliente Mineral Hot Springsは砂漠の中にある
露天風呂で忘れがたいところでした。

サカ 記、E5期