アメリカ横断旅行中に車上狙いの被害

2009年8月に妻と退職後の長年の夢だった【車でアメリカ往復横断旅行】をする為、Honda Elementに
1ヶ月分の所帯道具を積んでNew YorkからLos Angelesに向かってスタートしました。

往路は南部経路のバージニア、テネシー、テキサス経由でロスアンジェルスを目指しましたが車上狙い被害はテネシー州のメンフィスで起きました。

高速道路の近くにある、中級のホテルに宿泊後、翌日にエルビス プレスリーのミュージアムに行くため、朝、財布以外の貴重品を小カバンに入れて運転席の座席に残したままドア ロックをし、フロントでチェックアウト後 車に戻ったら何と運転席側の窓ガラスが粉々に割られ大事な貴重品カバンが盗まれてしまいました。

部屋からダンボール箱に入れた所帯道具やトランク等を積み込んでから車から離れた時間は10数分の間にやられました。

後でわかったのですが当時、最悪治安地がデトロイト2位がメンフィスと言われており、ホテルに入ったのが夜で周辺環境のチェックを怠った気の緩みでした。

前夜、駐車する時、車を見通しの良いホテルの前で駐車しておけば良かったのに部屋に持ち込む荷物が多かった為、人目が少ないホテルの裏側パーキングに停めた事が大失敗でした。

状況を見るとマイナス ドライバーを窓の隙間に差し込んでそれをこじ開けて割ったようです。

この方法はあまり音がせずガラスが地面に落ちる時に音がするぐらいです。犯罪被害の防止の鉄則をうっかりしていました。

私の財布とクレジットカードはズボンに携帯していましたが、カードの番号、パスワード、が書いた手帳、ビデオカメラ、アクセサリー等が入っていた妻のバッグが盗まれた為、すぐ警察を呼んで被害届けを出し、妻をホテルに残し、すぐホテルの車でカード発行銀行に行き、現金を二つの銀行からそれぞれ限度額最高の500ドルを引き出した後(当時は私は$500が最高)全クレディットカードと他バンク カードの無効手続きの手配を終えました。
(多分日本語で書いていたので解読はされないとは思いますが、もしもの事を考えて盗人が現金を引き出したり商品購入が出来ないように手配をしました)

しかしこの処置によりその後のホテル泊に大きな問題が生じる事になりました。

アメリカではどの様なホテルでも宿泊時には有効なクレジットかデビット カードの提示をしないといくら現金を最初に出しても宿泊できず(チェック アウト時は現金払いはOK) 本当に困りましたが、警察署の被害届証明を見せて全カードの無効処理をした事を説明して、決定権持つマネージャーがいる安モーテルは辛うじて宿泊できました。

悔しかったのはNYからメンフィスまでのビデオ記録が本体と共に盗まれた事です。

車上狙い被害の防止の鉄則 : 日常どの様な場所でも車から離れるときに車内に物を残しておかない事で、例えそれが空の箱でも残さないことが重要です。

追記 :
ガラス修理業者を呼んで車のガラスを入れた時に修理業者にこの様なケースで1ヶ月の修理件数を尋ねたら、なんと100件は下らない、、そして盗まれたビデオレコーダーは近郊のPawn shop(質屋)に行けば、そこで買えるよって、、とニッヤっと笑っていた顔を忘れません!

サカ 記、E5期